日本からイギリスに送った荷物が届かない時の対処法

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現在イギリス在住で、日本から荷物を送ってもらったけれど、それがなかなか届かず困っている方のための対処法をまとめます。

*前提条件:配達の仕組みと追跡番号について

日本からEMS(国際スピード郵便)で送られた荷物は、イギリスに着いたあとはParcel Force(パーセルフォース)という業者によって配達されます。ところがこのParcel Forceが実にいい加減な会社で、僕の経験上荷物がまともに届いたことがありません。

まず、日本から来る荷物の、トラッキング番号(追跡番号)を確認して下さい。アルファベット2つから始まり、数字が9ケタ続いたあとにJPとくる、13桁の番号が追跡番号です。
例:EC123456789JP

ems.gif

この追跡番号を使って、荷物の配達状況を以下のWebサイトで確認することができます。イギリス国内に荷物が入った後は、イギリスの郵便局かParcel Forceのサイトで確認したほうが、より詳細な情報が得れます。

尚、この追跡番号はイギリス国内に入ると、語尾の「JP」が「GB」に変わります。JPはJapan、GBはGreat Bratainを指しているものと思われます。どちらの追跡番号を使ってもトラッキングをすることは可能です。

*日本の郵便局のトラッキング用Webサイト
http://www.post.japanpost.jp/int/ems/delivery/

*イギリスの郵便局の荷物トラッキング用Webサイト
http://www2.postoffice.co.uk/track-trace

*Parcel Forceの荷物トラッキング用Webサイト
http://www3.parcelforce.com/track-trace

parcelforce.png

(イギリス在住の方なら一度は見たことがあるであろうロゴ)

*よくある問題と対処方法

僕の実体験+友人から聞いた話を元に、よくあるトラブルとその対処方法について検討していきます。

Q1. トラッキングをしたところ、荷物がイギリスに着いてから「International Hub」というところで何日も止まっているようだけど?

International Hubは、イギリスの空港内の通関検査を指していると思われます。ここでの検査はたいてい1〜2日かかるのが普通です。また、検査が終わって荷物が運ばれていても、ステータスだけ変わらずそのままになっている場合もあります。とりあえずは、気長に待ちましょう。

Q2. 関税を支払えとの通知が来た

荷物の金額によっては、関税を支払う必要がある場合があります。関税がないとなんでも輸入し放題になってしまい、イギリス国内の物が売れなくなってしまいますので。荷物の総額が一定以上の金額の場合、荷物が届く前に関税支払いに関する通知が投函されます。尚、関税を払うのは荷物を受け取る方(発送先)ですので、念のため。

支払い金額は関税だけでなく付加価値税(VAT、消費税みたいなもの)がかかるので、「え、こんなに高いの!?」って金額のことが多いです。気持ちはわかりますが、文句を言って値引きすることはできません。通知に書いてある金額を素直に支払うしかありません。支払わない限り、荷物は配送されません。

関税の支払いはオンラインで行えます
https://www.pfwcustomercontact.co.uk/PCIAPSPublic/ 
 
関税に関する支払いの情報はこちら
http://www.parcelforce.com/help-and-advice/receiving/paying-customs-charge

Q3. 自宅でずっと待っていたのに、配達に来なかったし、不在伝票も投函されていない。しかしWebでステータスを確認すると、「Delivery attempted (不在につき帰った)」となる。

これが一番多いケースです。日本に住んでいる僕らからするとにわかに信じがたいですが、僕だけで5回、知り合いも数回これに合いました。配達員がサボっているのかオペレーションがうまく回っていないのかは存じ上げませんが、常識の範囲を超えた何かが起こっています。

まずは、トラッキングの画面で現在の配達状況を確認します。もしステータスが「Loaded to vehicle for delivery (配達のために積み荷中)」、「Departed from delivery depot (デポから出発)」になっている場合、(少なくとも画面上では)現在配達に向かっている最中ということになります。待ちましょう。まあ、それでも届けに来ないのがParcel Forceクオリティですが。

ステータスが「Held in depot」になっている場合、再配達の方法を指定することができます。選択肢は4つ。

*再配達の選択肢
1. その記載先の住所に再配達 (追加料金無し)
2. 別の住所に再配達 (追加料金5.5ポンド)
3. 最寄りのデポに取りに行く (追加料金無し)
4. 最寄りの郵便局に取りに行く (追加料金1ポンド)

おすすめは「4. 最寄りの郵便局に取りに行く」です。郵便局はイギリス中のいたるところにあるので、これが一番確実です。1ポンドかかるとありますが、なぜか僕は一度もこの料金を請求されたことがありません。こんなのでいいのでしょうか。デポがすぐ近くにあるなら、「3. 最寄りのデポに取りに行く」でもOKです。尚、荷物を取りに行く場合はパスポートが必要です。学生証ではダメです。

「1. その記載先の住所に再配達」と「2. 別の住所に再配達」は避けるべきです。再配達を指定しても届けに来ないのがParcel Forceです。先進国の大企業とは思えません。

再配達の選択画面はこちら
http://www.parcelforce.com/receiving/parcel-delivery 
 

Q4. 荷物が届かないのでWebでステータスをよく見ると、届け先の住所が違っている

これもよくあります。日本の送り主にはちゃんと住所を書いてもらったのに、Webで見てみると違う住所が登録されているのです。これで荷物が届くはずがありません。

多いのが、アパートの部屋番号がまるまる削除されているケースです。僕の当時住んでいたアパートが「Flat 5/2」という部屋番号から始まるのですが、Parcel Forceではそれが登録されておらず、アパート名とアパートの住所だけになっているのです。その住所で3回連続このケースが起こったので、おそらくParcel Forceの仕組みに問題があるんだと思います。

一番の対処方法は、先の「4. 最寄りの郵便局に取りに行く(推奨)」か「3. 最寄りのデポに取りに行く」を選び、自分で取りに行く方法です。再配達に期待してはいけません。気持ちはわかりますよ。どう考えてもParcel Forceが悪いです。でも、今は荷物を受け取るのが最優先です。ここは我慢して、郵便局に届けるよう手配しましょう。

どうしても自宅に荷物を届けたい場合、電話かメールで住所を訂正することになります。電話は最寄りのデポにかけることになりますが、5回に1回くらいしか電話に出ません。メールのほうが送った証拠になりますが、こちらも返信まで平均3〜4日かかります。しかもParcel Forceのミスなのに、「送り先の住所を変更するには5.5ポンド必要」とかほざいてくるので、これはお前のミスだろときちんと説明できるよう、予め準備しておく必要があります。荷物一個を受け取るのがなぜこんなに大変なんだという、とんでもない徒労感に襲われます。

Parcel Forceのメールアドレスはこちら
parcelforce [アットマーク] parcelforce.co.uk 

Parcel Force社のためにスパムメール対策をして差し上げるので、[アットマーク]を@に変えてください。

Q5. Parcel ForceのTwitterアカウントを発見。毎日更新されてる。ここに聞けば解決できる?

Parcel ForceにはTwitterアカウント(@parcelforce)があります。Twitter担当がいるらしく、平日の営業時間中はメンションすれば返信してくれます。

しかし、このTwitterアカウントは全くの役立たずです。肝心の荷物の配送状況については「それに関してはデポに直接問い合わせてください。当方ではわかりかねます」としか言わないので、何の解決にもなりません。聞くだけ時間の無駄です。

Q6. Parcel Forceに文句を言いたい

きっと、貴方の言いたいことは全くの正論であり、筋が通っている話だと思います。しかしParcel Forceにいくら文句を言ったところで、彼らは全く反省も改善も行いません。エネルギーの無駄なので、ここは割り切るしかありません。

僕の実体験ですが、こんなことがありました。 Q4で紹介したように、日本の発送元にきちんと配達先を記載してもらったにも関わらず、Parcel Forceの画面ではアパート番号が抜けているのです。当たり前ですが一日中家で待っていたのに誰も来ない。でもWebを見ると「届けに行ったのに不在だった」が表示されています。部屋番号が無いのに、どこに届けに来て誰が不在だったのでしょうか。

僕は、証拠のためにその画面のスクリーンショットに撮り、Parcel Forceのデポに電話をしました。部屋番号が抜けている、これはあんたのミスですよねと問いただしたところ、「では正しい住所を教えてください」というので教えたら、突然「何言ってるんだよ、ちゃんとアパート番号も含めた正しい住所が登録されているじゃないか」と逆切れ。画面を見ると、僕の正確な住所が載っています。

どうやら僕が住所を教えた時に、その場で登録し直したようなのです。完全な嘘つきですね。こんな事もあろうかと思ってスクリーンショットを撮っておいたので、「嘘をつくな。今その場で打ちなおしただろう。証拠のスクリーンショットもあるんだぞ」と言ったら、黙ってしまいました。こういうモラルの会社なので、何か正論を言ったところで、改善するわけがありません。

Q7. 次回荷物を送ってもらうときはどうすればいいの?

イギリスにいる間は、できる限り日本から荷物を送ってもらわないほうが賢明です。留学期間であれば、我慢して同じ洋服を着まわしするか、現地調達してください。よく食品を送ってもらう人を見かけますが、わざわざ送料をかけて送ってもらうなら、イギリス国内で買ったほうが結果的に得です。小さな街でも中国系のスーパーなら日本の食品も少し売ってますし、ロンドンには日本の食品の専門店もあります。

それでも日本からの荷物が必要であれば、Parcel Forceと闘ってください。Parcel Forceに比べれば、よくサービスが悪いと言われる佐◯急便が神に見えます。本当の不在時に不在伝票を届けてくれるだけでもすごいです。

海外の公共・半公共サービスを使うと、日本のサービスがいかに優れているかがわかります。それでは。

 

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