海外MBAホルダーが選ぶ経営学のおすすめ本20選

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「流行りのビジネス書は読み飽きたので、そろそろちゃんとした経営学の本で勉強したい」と思うビジネスパーソンは多いでしょう。

そこで、海外でMBA(経営学修士)を取得した筆者が、経営学のおすすめ入門書20冊を紹介したいと思います。

ビジネスパーソンだけでなく、MBA進学を考えている方の事前知識として読める本を取り上げていきましょう。

*目次

  1. 経営戦略
  2. マーケティング
  3. ビジネスモデル
  4. アカウンティング
  5. ファイナンス
  6. 経済学
  7. イノベーション
  8. まとめ

1. 経営戦略

経営学は様々な分野に細分化されていますが、その根幹を成すのが経営戦略です。

オススメの3冊を紹介します。

1冊目: 経営戦略全史

『経営戦略全史』は、ボストン・コンサルティング・グループやアクセンチュアで活躍した三谷宏治氏が書いた、経営戦略の歴史を一覧にした本です。

堅そうなタイトルですが、わかりやすく平易な言葉で書かれているため、経営学を全く知らない方でも楽に読み進められるでしょう。まずはこの1冊で経営学の全体像をつかみましょう。

2冊目: ストーリーとしての競争戦略

会社経営は、戦略にはじまって、商品・サービス・ビジネスモデル・価格など、様々な複合的な要因によって1つの形になります。

『ストーリーとしての競争戦略』では、成功する企業は、それらの要因を一貫的なストーリーにして組み立てていると分析します。会社勤めの方は、一見不合理にも思える経営判断の裏側が見えるかもしれません。

3冊目: ブルーオーシャン戦略

もはやビジネス用語にもなった「ブルーオーシャン」の元が、この『ブルーオーシャン戦略』です。

ブルーオーシャン戦略とは、既存の商品・サービスで当たり前と思われる機能を大胆に削り、代わりに新たな付加価値を導入することで、ライバルのいない新しい市場を作り上げることを指します。

日本企業の例も数多く出ているため、必見です。

2. マーケティング

マーケティングは、商品・サービスを販売するための科学と言えます。マーケティングなしに企業が持続的な売上を上げることは難しいでしょう。

おすすめの3冊を紹介します。

4冊目: グロービスMBAマーケティング

3Cや4P分析など、基礎的なマーケティング理論を学びたいのであれば、一番のオススメは『グロービスMBAマーケティング』です。

様々なフレームワークが紹介されているため、既存のビジネスを分析する下準備が整うでしょう。

5冊目: 全史×成功事例で読む 「マーケティング」大全

ケーススタディーを中心にマーケティングの実戦を学ぶには、『マーケティング大全』がオススメです。

この本では、過去数十年間における世界的企業のマーケティングの歴史が俯瞰できます。1冊目で紹介した『経営戦略全史』と併せて読めば、経営に関する知識は会社内の誰にも負けないレベルになるでしょう。

6冊目: 成功事例に学ぶマーケティング戦略の教科書

マーケティングに関して1つ上のレベルに上がりたいなら、『成功事例に学ぶマーケティング戦略の教科書』がオススメです。

ケーススタディーが中心ですが、これまで紹介した本よりも少しハイレベルです。しかし、日本企業が多いため、とっつきやすい内容になっているのも特徴的です。

3. ビジネスモデル

ビジネスモデルとは、顧客からお金を頂戴する仕組みのことを指します。

どんな商売にもビジネスモデルは存在し、これに工夫を凝らすだけで利益を何倍にも伸ばすチャンスはあるでしょう。

ビジネスモデル系のオススメ書籍3冊を紹介します。

7冊目: ビジネスモデル・ジェネレーション

ビジネスモデルをはじめて学ぶ方には、『ビジネスモデル・ジェネレーション』が読みやすいでしょう。

これはひとことで言うなら絵本です。図と絵で視覚的にビジネスモデルの仕組みと作り方を学びます。元はアメリカで発売された本の翻訳版のため、日本の本とは違った雰囲気を味わってみてください。

8冊目: ビジネスモデル全史

14世紀イタリア・メディチ家から2010年代のスタートアップまで、世界の様々なビジネスモデルを1冊の本で知れるのが『ビジネスモデル全史』です。

『経営戦略全史』と同じ三谷宏治氏の著書のため、若干重複する部分もありますが、ビジネスモデルの全容を知るには最適でしょう。

9冊目: サービス・イノベーションの理論と方法

厳密な意味でビジネスモデルとは少し違うかもしれませんが、ぜひとも紹介したいのが『サービス・イノベーションの理論と方法』です。モノではなくサービスを売るビジネスが、どのように新たな付加価値を起こすかについて書かれています。

内容はかなり理論よりです。しかし、整理され非常に読みやすい文体のため、多少の事前知識だけでスラスラ進めることができます。サービスを売っている方はぜひ。

4. アカウンティング

アカウンティングは会計を意味する経営学の用語です。

会計というと簿記を想定しますが、簿記は会社の取引を記帳するルールなのに対し、アカウンティングは売上や利益等の数字データから、戦略的な意思決定を行うことを指します。

会計・アカウンティングが未経験の方のために、オススメの3冊を紹介しましょう。

10冊目: さおだけ屋はなぜ潰れないのか

ひとむかし前ではありますが、ベストセラーになったのが『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』です。こちらはさおだけ屋のビジネスモデルから、企業の会計についてやさしく解説した入門書となります。

会計に関する細かな知識ではなく、会計のざっくりとした概念が学べるため、未経験の方にこそ手に取ってほしい1冊です。

11冊目: グロービスMBAアカウンティング

アカウンティングを基礎知識は、『グロービスMBAアカウンティング』で学びましょう。MBAの名がついていますが、学部で経営学を専攻していなくても読めるような平易な内容となっています。

本書の後半では比較的専門性の高いアカウンティングの概念が出てくるため、まずは前半部分をしっかり読み、内容を理解するといいと思います。

12冊目: キャッシュフローと損益分岐点の見方・活かし方

アカウンティングそのものは有用な知識ですが、適用されるのは主に大企業でしょう。中小企業でもっと重要なのはキャッシュであり、『キャッシュフローと損益分岐点の見方・活かし方』は、キャッシュフローの分析方法を解説した実務書です。

損益分岐点計算はMBAでも学習するため、これからMBAに進学する方にも役に立ちます。専門用語が少なくわかりやすいため、会計に携わらない人でも目を通しておきましょう。

5. ファイナンス

ファイナンスは場面によって異なる意味で使われる用語です。ここでは、いわゆるコーポレート・ファイナンスについて取り扱いましょう。

13冊目: ざっくりわかるファイナンス

ファイナンス入門書は数多く存在しますが、事前知識ゼロでも読める、本当にわかりやすい本は少ないと言えます。その中でも、『ざっくりわかるファイナンス』は、文字通りファイナンスをざっくり理解することができるビジネス書です。

アカウンティング同様、難しいコンセプトに挑戦する際は、はじめは細かな知識よりも「ざっくり」とした全体像がわかれば十分です。ファイナンスの勉強を続けるか考える判断基準にもいいでしょう。

14冊目: グロービスMBAファイナンス

ファイナンスの基礎を学ぶのに最適なのが『グロービスMBAファイナンス』です。ファイナンスの理論と、企業での実際の活用方法の両方が学べるよう構成されているため、実務家の方にも良いと言えます。

この1冊をじっくり読めば、ファイナンスの専門書に進む準備は整うでしょう。

15冊目: 起業のファイナンス

起業家なら誰もが読むべき、バイブルの1つが『起業のファイナンス』です。

資本政策を初期に間違えると、後々修正することは困難となります。たとえ資金を集め、上場やバイアウトを狙うベンチャー企業でなくても、事業を立ち上げる人は必ず読んでおくべき1冊でしょう。

6. 経済学

会社経営は経済活動の1つである以上、経済学を学ぶことはビジネスパーソンの価値を高める上で必須と言えます。

おすすめの3冊を紹介しましょう。

16冊目: 今さら聞けない経済教室

まずは時事問題として、最近の日本経済の概要を知るには『今さら聞けない経済教室』が良いでしょう。「これ以上やさしく書けません」の副題の通り、非常に平易でわかりやすい構成になっています。

Q&A形式で各章も少なく、通勤電車等で読むには最適です。ただし、アベノミクスにもともと批判的な立場だった方が書いている点は、予め知っておくといいでしょう。

17冊目: マンキュー入門経済学

『マンキュー入門経済学』は理論的な経済学の基礎が学べる教科書です。世界的な経済学者マンキューが書いた、世界中で読まれている経済学の入門書となります。

経済学は大きくマクロとミクロがありますが、こちらではその両方が収められています。経済の基本を掴みましょう。

18冊目: 高度成長 日本を変えた6000日

『高度成長』は、日本を代表する経済学者・吉川洋氏が、戦後日本の経済発展をまとめた1冊です。

海外MBAに行くと、日本の経済成長について言及されることが非常に多いため、最低限の知識はつけておくべきです。この本で学びましょう。

7. イノベーション

先進国の経済が軒並み成熟している中、新たな経済のドライビング・フォースとなるのがイノベーションです。

イノベーションに関する書籍はそう多くありませんが、読んでおくべき2冊を紹介しましょう。

19冊目: イノベーションとは何か

イノベーションに関する研究をまとめた入門書が、池田信夫氏による『イノベーションとは何か』です。これ1冊で、イノベーションの歴史から理論まで、すべてを網羅することができます。

池田氏は文章が非常に巧く、まるで小説を読んでいるかのようにグイグイ引き寄せられるのが特徴です。経済の専門書で感動を感じて下さい。

20冊目: イノベーションのジレンマ

圧倒的な市場シェアを取った企業が、たった数年後にはマーケットから姿を消す理由はなぜか。巨大企業はなぜ滅ぶのか。そんな疑問に1つの解を与えるのが『イノベーションのジレンマ』です。

19冊目で紹介した『イノベーションとは何か』の後にこちらを読めば、イノベーションの関する基礎知識は十分備わるでしょう。

*まとめ

当エントリーでは、経営学のおすすめ入門書20選を紹介してきました。20冊は多く感じるかもしれませんが、時間をかけて読むことで、確実にビジネスパーソンとしての価値を上げることができるでしょう。

さて、これらの本の多くは、Kindleで読むことができます。紙の本より安く、ダウンロードするだけですぐに手に入り、場所も取りません。

Kindleはスマートフォンのアプリのほか、専用端末で読むと便利です。ぜひとも試してみてください。

Good luck!

※記事内のAmazonリンクはアソシエイトリンクを使用しています。

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